- お住まいを建て替えられ、既存にある庭園の石材、樹木を用い本格和風庭園に改修されたいとのご依頼を頂きました。 柱となるべく黒松、ザクロの古木、サザンカ、ツバキ等を生かし、個性のある石材を各所に配し、深山の趣きを出す。 こちらの作庭において一番の留意点として、水を使わない枯流れの護岸である。石材での見せ方もあるが、庭の景色を 和らげる為にコウライ芝を用いた護岸で流れ模様を描く。 お茶を楽しまれる奥様からのリクエストで季節の茶花としてロウバイ、ムクゲ、紅梅等を添える。結界としての 竹垣(建仁寺垣、家老垣、四ツ目垣)で景を飾り、各所に配した石燈灯が落ち着きを醸し出す。 同じ資材を用い、以前の庭とはまた違った表情を表現できる様、心を込め手掛けさせて頂きました。